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『ここは思い出が多すぎる』
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著者が育った岩手県が、アメリカの『ニューヨーク・タイムズ』に取り上げられたときのこと。
自分にとって当たり前だった風景や場所が、他者から評価されることで、当たり前ではなかったのかもしれないと思えてくる。そんな感覚に、心当たりのある人もいるのではないでしょうか。
本書では、地元の新たな魅力を発見するとともに、そこに積み重なった思い出をエッセイとして綴っています。ときにツッコミを交えながら、懐かしい記憶に思いを巡らせる。その軽やかな語り口も心地よい一冊です。
読みながら、自分が育った街にも、そんな場所があっただろうかと考える。幼い頃の記憶をたどりながら、自分にとっての故郷とは何なのかを問い直したくなる一冊でした。
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